かき氷恋愛
「きりーーっ。れー」

担任のぼーっとした声を合図に私は教室を飛び出した。



「朔っ!!」


朔を見つけると私は思いっきり手を振った。


ブンブン手を振る私を見て朔はため息をついてた。


でも「まってて」って口パクでやってくれるところにキュンときた。


朔は冷たい。

でも私は知ってる。

冷たいなかに小さな小さな優しさが
たくさんたくさんたーっくさんあること。
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