チャラ男を愛した私~実話~《不倫の果て》
「何気に、失礼だよね?二人……。」


歌本をふて腐れながら、ペラペラッとめくった。


「亜矢、そう怒んなって。」


私の髪の毛を優しく撫でた。


そういう、さりげない小さなフォローが嬉しかった。


「亜矢、歌うよ!
デュエるよ?」


「おしっ!唄いまくってやるぅ。」


「プッ…単純だよな、亜矢は。」


「何とでも、おいい!!」


< 117 / 179 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop