チャラ男を愛した私~実話~《不倫の果て》
「おはよう、亜矢ちゃん。顔赤いけど、どうしたの?」


「びっくりしたぁ。加奈かぁ。」

「そんなに、びっくりする?顔赤いからさぁ。」


「そう?何でもないよ。さぁ、今日も仕事頑張りますか?」

「だねぇ。」


片思いの時は、ため息つきながら仕事してたけど、会社に来るのが、楽しくなった。


会社でしか逢えないけどに…。


友達にも紹介出来なけど…。


それでも良かったんだ。


慎太郎がいてくれたら、何もいらない。

それだけでいい…。

私達の恋は、ガラス細工の様な、透明で壊れ易くて……。


僅かな衝撃で、砕けてしまう…そんな、危なっかしい恋だったんだ……。



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