白いユキ



あたしは、気づかなかった。



すぐ横に車が近づいていることに…



気づいた時には、すぐ側で、車のヘッドライトが、あたしを照らしていた。



あたる!


そう思って、身構え、目を両手で覆ったとき─




ドンッ!!…



誰かに、背中を突き飛ばされた!



あたしは、道の端に、うずくまるように倒れ込んでいた。




キ、キーーーーツッ!!


酷い、ブレーキ音の後、


ドンツッ!!!!



何かが、何かとぶつかる、鈍い音がした。



あたしは、一瞬、何が起こったのか…わからなかった。







< 91 / 215 >

この作品をシェア

pagetop