白いユキ
あたしは、気づかなかった。
すぐ横に車が近づいていることに…
気づいた時には、すぐ側で、車のヘッドライトが、あたしを照らしていた。
あたる!
そう思って、身構え、目を両手で覆ったとき─
ドンッ!!…
誰かに、背中を突き飛ばされた!
あたしは、道の端に、うずくまるように倒れ込んでいた。
キ、キーーーーツッ!!
酷い、ブレーキ音の後、
ドンツッ!!!!
何かが、何かとぶつかる、鈍い音がした。
あたしは、一瞬、何が起こったのか…わからなかった。
*