続きは、このままで…
だけど主様が奪うなんて、絶対に許されないと思う・・・
東条社長に婚約者がいると彼女に告げて、苦しませている主様。
『蘭は相当、弱りきってる…。
婚約者のフリをお前がすれば、もう手に入ったも同然だ。
東条は、自分の一番大切なモノを奪われる事になる…。
苦しむ顔を想像するだけで、笑えるな――!』
豪快に笑う主様が、これほど人格破綻しているとは知らなかった。
東条社長は、愛している人に告げられなくて苦しんでる・・・
婚約者が自分だとは知らないなんて、彼女にも惨すぎるよ・・・
東条社長とは、“条件さえ整えば”結婚出来るのに…。
2人の状況は分からないけれど、愛し合っているのに――