続きは、このままで…



このファシズムのトンネルに、光は射さないから・・・





「うぅっ・・・」


仕事も早々にアパートに帰宅すると、ベッドに身を投げうった。




「っ、ひっ・・・」


任務を仰せつかって初めて涙が出てきて、止まらない。





今まで感情を失くして、心を閉ざしてしまって、仕事をしていた。




そうじゃなきゃ、私自身が壊れてしまいそうだった・・・





だから、今まで卑劣な手を使って仕事をこなせていたのに。





佐々木さんの気持ちを考えれば、どうしても苦しくなってしまう。





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