続きは、このままで…



神に見放されている私が、自らにつけた代名詞。




それは奴隷、もしくは下僕としか思い浮かばなかった。




思考までもがもう、ファシズムに侵食されているのだ。





「10分でコッチに来い!」


「あの、私・・・」



ツー・ツー――

突然の電話は状況説明も許されずに、ブツンと途切れた。




高圧的でドスの聞いた声色は、ご機嫌ナナメの証拠だ。





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