続きは、このままで…
打合せを終えて、電車に乗り込もうとした時のコトで。
結果を出せた事に、ルンルン気分で帰社する所だったのに。
どんよりと落ち込んだ気分が上昇する事は、もうなくなった。
「3番線に電車が参ります…」
アナウンスのあとに到着した電車に、怠惰な気持ちで乗り込んだ。
一体、どんな命令が下るのかしら・・・?
傍若無人な主様の事だから、想定以上の命令だよね…――
「ハァ・・・」
溜め息とも、諦めとも分からないモノを吐き出して、電車に揺られていた。