浅葱色の瞳に
「マリエもう帰んのー?」




「うん、なんか上がんないから帰るわー…」



「そっかぁ、キマってないからじゃん?純生あるよ?トイレ行く?」


「いや、大丈夫…」





今日は何だか身体がダルい



いつもは心地好い重低音も今日は脳髄に響くだけで、不快なノイズにしか聞こえない




連れの視線はもう既にDJブースへと移っていたから








鼓膜に根強く残るサイケデリックと






喉に焼けついたスピリタスを土産に





クラブを出た
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