心霊スポット取材班
光輝と敏也は写真総合編集室に戻ってきた。
「見てみるよ?」
敏也が自分の携帯電話をポケットから出した。
「‥うん」
光輝は何だか胸騒ぎがしていた。
「保存してあるのは、メールの部分だけ見たいだよ‥」
敏也が、保存データが入っている画面を開いた。
「どう?何か分かった?」
光輝は敏也の横で画面を覗き込んでいる。
「これは…」
敏也はア然とした。
そこには、川崎道子と河野美恵のメールのやり取りが保存データに入っていた。