心霊スポット取材班

光輝と敏也は駅の近くにある携帯ショップに入った。


「あの‥すみません、この携帯の保存データを見たいんですけど」

敏也が店員に聞いた。


「かなり‥古い機種ですね、待っていて下さい」

店員は携帯電話を受け取った。


「お願いします‥」


敏也と光輝は椅子に座って待っていた。


しばらくすると、店員が戻ってきた。


「保存データを違う携帯に通信して、保存しないと見れませんね‥この携帯電話は壊れてますので‥」



「‥なら、この携帯にお願いします‥」


敏也が自分の携帯電話を出した。


店員は敏也の渡した携帯電話を持って、奥の部屋へと向かった。


10分くらい待っていると店員が戻って来て、

「はぃ、終わりましたよ」



「ありがとうございます、いくらですか?」


敏也が財布を出しながら聞いた。



「ぃぇ、同じ機種同士なので無料ですよ」


店員は、にこやかに携帯電話を敏也に渡した。


敏也と光輝はお礼を言って、会社に戻った。

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