歪んだ世界
「ぐっぐあああっ
なっ何だ、これぇっ!?」

河田もまぶしさに驚き
目をつぶった。

その光は全ての色をぐちゃぐちゃに混ぜたよ
うな色合いをし2人を包み込み、この世界から消した。

森は何事もなかったかのように

ザワザワと風で木がゆれていたー…。

「優花。」

懐かしい声が聞こえてきた目を開くと、

そこには優しく微笑む母の顔がそこにあった。

「お母さん。」


「勇希兄…。」

兄が母のとなりへ来て、

優しく「優花。」と

もう一度呼ぶ。

優花は涙ぐみ、
「お母さん、勇希兄…。」

と言い2人に近づこうと

一歩足を出すと

何もない真っ白な空間は

真っ黒な空間へと変わる。

2人はその黒い空間へとのまれ消える。



< 19 / 20 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop