「いいわけ」
叫ぶあたしに面倒臭いって雰囲気出しながらも、`降りろ´と言わなかったのは、きっとあたしが自分のせいで泣いたと思ってるからだと思う。





やっと家の場所を教えたあたしに、スーツ男は盛大にため息をついて車を発進させた。






「………」


「………」




当たり前だけど、車内は静かだった。


小さな音量で流れてくる音楽は、偶然にもあたしが好きな曲だった。
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