「いいわけ」
ご飯を食べながらも頭の中は常にこの事ばかり。

…なぜ手を出してこないのか。ヤる事ばかり考えてる男は嫌だけど、考えなさすぎる男もどうかと思う。




「なにが」




不機嫌な声が聞こえ、目線だけを隣に向けた。




「は?」




「使い物にならないってなにが」





この男…超能力者かもしれない。あたしの心の中を的確に言い当ててきやがった。
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