斎宮物語

「ちがいますのか?
そなたとて、上様のお子を身篭った身。
我が子を次の公坊さまに立てようとするのも、道理というものにございますやろ。
そうなれば…。
邪魔になるのはお須免さんと、そのお子…。」

「そんな!
違います!
そんなこと、考えたこともございませぬ!」

「そんなこと?」

あ…。

将軍継嗣は、お家の大事…。

さすがに、まずかったかしら…。


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