コネコのオウチ【短編】


何にも出来ないまま、夕暮れになって


太陽のニオイも消えて


寒い夜になる。



虫の声や他の動物の気配や物音に怯えながら…

ボク達は相変らず、身体を寄せ合う事しか出来ないまま


眠る事もできないまま


ひたすら朝が来るのを待つ。




真っ暗な長い夜。




朝日が辺りを照らしはじめ


ようやく少しホッとする。




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