イジワル王子とお姫様
kissチャンス到来!?
私は慌てて後を追いかける


「な、ナツキくん?さっきのどういう事?」


先々歩くナツキくんの腕を引っ張った


「どういうって…。あ~何となく、ハゼの気持ちが分かった」


「ハゼくんの気持ち?え?」


「…ちょっとこっち来いよ」


道の端に連れて行かれる


何か…ちょっとヤバくない?この感じ…


ナツキくん私と向き合うと、両手をギュッと握ってきた


「な…ナツキくん?えっ、どうしちゃったの?」


ナツキくんは、体を少し屈める


「か…顔、近いよ?」


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