イジワル王子とお姫様
バクバクバクバク…


心臓が壊れそうな位、一気に激しく動き始めた


ナツキくんの顔が目の前にあって、今にも…


今にも…唇が触れそうで


ナツキくん、どうしちゃったの?


しかも…いきなり進展し過ぎじゃない?!私まだ好きって言われてないよぉ~?


「…あほヅラ」


「…へ?」


一気に気が抜ける


「何、顔真っ赤にしてんの?」


「だっ、だって。ナツキくんがこんな事するからでしょぉ?!」


「こないだトイレの前で、ハゼにもそーゆう顔してたよな」


「だって、あれは…突然でぇ」


甘い顔に一緒クラッとなったなんて、死んでも言えない
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