ぶす恋
学校から帰ってきて、自分のベッドに横なり、今日のことを考えてみた。


「うーん・・・。どういう意味なんだろー?」
全然分かんないや。


でも、久々だった。
男子と話すのが。
しかも、あんなに長く話したのは、小学校三年生ぐらいぶり。


なんでだろう?
けいとくん・・・だっけ?
は、今までの男子と違って、怖いって感じが全然しなかったんだ。




翌日、学校に行き、席に座っていると


「ねえねえ私、三上 雪音(みかみゆきね)!☆友達にならない?」

ななめ後ろを振り返ると、目がくりくりしてて、細くてTHE女の子っていうような子が、いた。

「ぇ・・・!?私なんかと仲良くしてくれるの・・・?」

「あったりまえじゃん!てか、お名前わぁ~?」

「栗谷 華恋です。ありがとねっ!」



私は、嬉しくて涙がでそうになった。



「えぇ!?ありがとうは、こっちのセリフだよぉ~☆」

雪音ちゃんは、にこにこ笑いながらそう言った。







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