STARTING!



あたしは、そっとお腹に手を当てた。


現在、妊娠4ヶ月。



ちょうど1ヶ月前、体調が優れなかったあたしは、遼平さんの勧めもあり、産婦人科へと出向いた。


そこで、あたし達の愛の結晶がいる事が分かったのだけれども。




「ねーねー遼平さん。

赤ちゃんの名前どうしようか?」



「俺の遺伝子を引き継いでるヤツだからな。

まあ当然のごとく、俺に似た男だろうな」



「何それーっ!」




こんな会話が日常茶飯事となっていたある日。


あたし達に、とある出会いが訪れる事となった。




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