みずたま
story.1
カーテンの隙間から覗く
暖かく心地好いひかり。
小鳥のさえずり。
朝のキラキラした、
眩しい日のひかりに照らされながら今日も優雅な朝を迎える
‥わけがない。
「ちょっとお母さんなんで起こしてくれなかったの!?」
「何回も声かけてるのに起きなかったのはあなたでしょ!」
「遅刻するーっ!」
制服に着替えてから
階段をばたばた駆け降りて
見だしなみを整えに洗面所に駆け込んだ。