深淵
着いたのは木々に囲まれた休憩所だった。
闇にまぎれて二人の異常者は小刻みに体を揺らして、「はっ、はっ」と吐息を漏らしていた。
こいつらイカれている。
キョウスケの目に映り込んだのは、休憩所の柱に縛りつけられ、二人に弄ばれている制服を着た少女の姿。
そしてその目の前には、その少女の恋人らしき少年が同じように柱に縛りつけられ、猿轡をされていた。
顔の至る所から血を大量に流し、「うーん!うーん!」と何かを叫んでいた。
助けようとしているだ。
少年の目は痛々しく腫れ上がっていたが、眼光は異様に鋭かった。
闇にまぎれて二人の異常者は小刻みに体を揺らして、「はっ、はっ」と吐息を漏らしていた。
こいつらイカれている。
キョウスケの目に映り込んだのは、休憩所の柱に縛りつけられ、二人に弄ばれている制服を着た少女の姿。
そしてその目の前には、その少女の恋人らしき少年が同じように柱に縛りつけられ、猿轡をされていた。
顔の至る所から血を大量に流し、「うーん!うーん!」と何かを叫んでいた。
助けようとしているだ。
少年の目は痛々しく腫れ上がっていたが、眼光は異様に鋭かった。