◆太陽のごとくあいつは◆
カチャ…
美夏がそーっと部屋の扉を開けて帰ってきたのは、夜中の1時だった。
部屋に電気はついてなくて、心配性の晶螺も寝ているかと思わせた。
ホっと胸を撫で下ろしたその時…
パチッ
急にベッドサイドの淡いライトがつき、その横にはベッドに腰を下ろした状態で美夏を睨む晶螺がいた。
美夏はドキっとした。
『な…なんだ、まだ起きてたの。』
横目で晶螺を見ながら、パジャマに着替えようとクローゼットを開ける美夏。
が、晶螺の視線が怖い…
『………。
どこ行ってたの』
『どこだっていいでしょ。散歩してただけ。』
『こんな遅くまで?』
『何よ、子供じゃあるまいし』
『12時過ぎまで外で待ってたんだぜ、俺。』
晶螺の切なそうな声が美夏を動揺させていた。
『そ…そんなこと頼んでないし』
『なんだよ…
あいつが来てから美夏ねぇちょっとおかしいんじゃ…』
美夏は彼の言葉を遮る。
『いいから早く寝なさいよっ。
人のことより、あんたも明日起きれなくても知らないからね』
が、次の瞬間、晶螺は大声をあげた。