天国に近い場所
「俺も行くよ」

「え?龍美も?」


龍美が立ち上がり、背伸びをしてあくびをしながら言った。





「えーっ!?りゅーびも〜!?」


私の手を握りながら、健太郎が少し嫌な顔をした。




「文句あっか?」

「龍美は家で待ってれば?まだ明るいし、大丈夫だよ」


なんか眠そうだし、アイス行くくらいで外に出したら悪い気が…






「約束忘れたの?」


!!


龍美は、急にちょっと怖い顔をした。




「わ、忘れてない」

「…じゃあ行くぞ」


いつもの龍美の顔に戻った。
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