天国に近い場所
龍美は素っ気なくそう言って立ち上がり、救急箱をリビングの棚に戻した。




「……じゃあ俺もお前に聞くけど…」

「?」

「俺のこと…どう思う?」

「どうって…?な、なにが!?」

「・・・」

「その…わかんない…!」

「で、でもっ」


龍美が私を見つめる。







「ドキドキは…する。龍美といるとき‥‥」





勇気を出して、正直な気持ちを言った。



すると龍美はゆっくりと私に近づき、私の隣に座った‥

そして私のアゴに手を沿えて、ゆっくりと私の顔に近づけて来た‥
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