天国に近い場所
「早速つけてみなよ。もちろん、左の薬指にね」

「うん…」


私は箱から指輪を取り出し、ゆっくりと左手の薬指にはめてみた。






「あ、ピッタリ…」


私の指にはシルバーの指輪が、ピッタリとはまった‥




なんで‥

私の指のサイズ‥

知ってんだろう‥


龍美に言ったことないのに‥





「いいな♪あたしも欲しいなー」


お姉ちゃんはそう言って、チューハイをグビグビと飲んでいた。





龍美‥

クリスマスプレゼント‥

買ってくれてたんだ‥



クリスマスは‥

一緒にいれなかったから‥
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