天国に近い場所
「あんたさ…」




正樹さんが立ち上がり、愛さんの胸倉を掴んだ。




「龍美のこと返せよ!」






「志乃ちゃんに返せよ!」


正樹さんは声をあげ、愛さんを怖い顔で睨みつけていた。


正樹さんは、いつもはあんなに優しい声なのに‥


今は冷たくて‥

正樹さんじゃないみたい………






「あんた……龍美の気持ち聞いたことあんのかよ‥」





「あいつ…志乃ちゃんと会った日からずっと……志乃ちゃんのこと、好きで好きでしょうがねぇんだよっ」
< 600 / 787 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop