天国に近い場所
私は龍美が着ているTシャツを両手でギュッと掴み、龍美からTシャツを脱がせる。



ズキッ!





龍美の引き締まった体を目の前にして、ドキドキするのかと思ったら…

私の心はズキッと音を立て、
まるでトゲが刺さったように痛かった……





「‥どした?」


龍美が私の顔を覗き込む。







やだっ‥‥

私のせいで……こんなっ・・







「……志乃?」


!!

龍美が私の体を揺すっている。





「…どした?」


心配そうに私を見つめる龍美。
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