聖夜の約束
「寝る前に聞いて良い?」


枕に頭をつけるとレイが聞いてきた。



「なあに?」


「どうして泊めてくれたの? 僕殺人犯かもしれないよ?」


枕もとのスタンドの明かりだけの部屋に声がレイの澄んだ声が聞こえた。


「あたしを助けてくれたし・・・・直感かな・・・レイくんは殺人犯じゃない それと・・・行く所がないって言ったから・・・」


睡魔に襲われて夏姫は目を閉じた。


話しながら眠りへと吸い込まれていく。


「夏姫さんは良い人なんだね(よい人なんだろうけど無用心すぎるな)」


レイの言葉に答えは無かった。


レイは身体を起こしベッドの夏姫を見た。


(眠ってる・・・)



レイは子供のようなあどけない夏姫の寝顔に微笑を浮かべた。

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