ナツ色の恋~最強男が愛した伝説の女~
…オヤジ狩りか?
今時、まだそんなことやる奴なんているのか?
「金は持っていない…!」
「じゃあおろしてこいや」
「急いでいるんだ、見逃してくれ!」
おっさんはよっぽど急いでいるのか、若い奴らに食ってかかっていた。
「ざけんじゃねぇよ」
「てめぇの都合なんかしらね」
「さっさと金だせよ」
おっさんにつめているのは、4人くらいで。
ひとりだけ、深くフードをかぶった奴が、そのやり取りを見つめていた。
「娘と久しぶりに会うんだ!」
「だから知らねっつってんだろ?」
しびれを切らしたのか、一人がナイフを持ち出した。