アイ・マイ上司とlove☆days


ドジ加減をあまりに笑われるから、いつしか恥ずかしくなっていた私。



輝や美紀さんたちみたいに、むしろ怒ってくれた方がマシだとも思えた…。




「はー、久々にツボに入った!」


「・・・すみません」


「あれ、怒ってる?」


「いいえ…、って、急がなきゃ!」


「は・・・?」


対峙する彼の表情を失礼に思い、自分を棚に上げて頬が膨らみ始めていたけど。



本来の大事な用件を思い出して、サーッと血の気が失っていくのを感じた。




「会議室に、早く届けなきゃいけないんです!」


「あー、今日の会議ね…。

まだ急がなくても大丈夫だけど…」


「…なんでですか?」


再び散らばった資料をかき集めていると、また彼も屈んで拾い始めてくれた。




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