アイ・マイ上司とlove☆days
肝心の話はおろか、まともに目も合わせずに書類を作り続けている私。
すごく聞きたいのに…、聞いたらツラくて泣いちゃうかも…。
すると霞み始めてしまった視界のまま、急に椅子をクルリと引かれてしまう。
そのままグイッと腕を引かれて、辿り着いた先は大好きな輝の胸の中…。
「まーた泣いてるし…、どうした?」
「っ・・・」
オリエンタルな香りに抱き締められて、一気に涙線は緩んでいく・・・
「りんちゃーん?」
「…っ、美紀さん・・・」
呼び掛けてくれる声色の優しさで、ようやく初めの一歩をポツリと吐き出せた。