アイ・マイ上司とlove☆days



私だってホントはバレても良い…、ううん、公言したい――…




大好きな輝にはライバル…というか、ハンターのような女性が群がっていて。



熱視線に悲しさを覚えながら、遠巻きに見ているなんて凄くイヤだもん…。




輝は私の彼氏だって…、大好きな人だって言いたいのに…――




「離れたく、ない…」


「ちょっと待ってくれ。

どうして離れる事になるんだ?」


グッと込み上げそうになった私を窺うように、こちらに近づいてきた彼。




「…ごめん、とにかく先に行って――!」


「は!?オイ鈴――!?」


人って不思議な事に、窮地に立つとトンデモナイ力が出るって言うけど。



目の前まで迫っていた彼の胸を強引に押して、玄関から退出させてしまった。




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