永久色-TOWAIRO-




「彼女のことを考えた?って聞いているのよ。
私は昔のことをあまり思い返すのは好きじゃないけど、奥様にあなたたちが別れなければならないと言われたとき、微妙に空いたドアの隙間から言い返す声が聞こえたの。
あなたと彩様が奥様に反論する声が。
部屋をでてきた彩様が必死に涙をこらえる姿も。」











彩…………。



確か、部屋をでていった彩はその後、俺と別れた……。




まさか……。





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