ガラスの靴
「本当 そっくりだよ お前ら」



私は 気がついたら涙を浮かべていた。



どうしたんだろう。



「もし仮に、俺が恋人だったら甘えるのか?」



「甘えないよ。
人に弱いところを見せたくないから……。」



っていうと真は


「そう言うと思った。」


と言って笑いだした。



「まっ、あんたと恋人になるなんて、思いもしないけど」


「俺も そう思う」


と言って再び笑う真。
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