風トンボ
某戦艦に乗り込んでいた祖父は



終戦の言葉を聞くことなく



広大な海に散っていった。




反田は1人、静かに手を合わせる。



安らかに眠ってください。



戦争のない平和な世界を目指します。



心の中で、そう誓って



カレンダーを閉じた。



“記念日はたくさんある”ことに



反田が気付くはずもなく……











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