ブラッディ アリス
「…そうですわ!カルサ。昨夜言っていた件なんですけれど…」
アリスはパチンッと指を鳴らす。
するとラビはケータイをアリスに差し出した。
「……明日…サジタリウスに向かいますわ…。恐らく半日で到着できると思いますので…」
「…えっ?!そんな早くて大丈夫なの?」
カルサはすごく驚いたようにアリスを見る。
「一刻も早く…処理した方がよろしいでしょう?…何時ならラピスラズリ家をお尋ねしてよろしいのかしら?」
アリスは素早くケータイをいじりながら、メールを作成している。
「うーん…どうかな?マキシマ。今夜も泊まる予定だから…」
「そうなんですの?じゃあ、帰国は明日?」
「うん…」
アリスの指がピタッと止まった。
「それなら一緒に行くのがベストですわね…。マキシマ!今すぐ飛行機とホテル予約をキャンセルしてくださいませ!」
「アリス様?」
マキシマは突然の命令に戸惑う。
「今夜は我がアベル家に泊まりなさいませ。そして明日、アリエス国王家の自家用ジェットをお借りして、サジタリウスに向かいましょう」
アリスは急いでメールを完成させ、内容を確認する。
送信先は…もちろん、親友カイルのケータイである。