ブラッディ アリス
「わっ!起きちゃダメです!待って…!」
起き上がろうとするアリスを見て、慌てて両手を振るロビン…。
「何…?……あ…」
スルリと落ちたブランケット…アリスの豊満な胸があらわになる。
「…なんで…服が……?」
「……よくわかりません…けど…、僕がここに来たときには、もう…そうなってて…」
赤くなったロビンは目を逸らしながら、落ちたブランケットをアリスに渡した。
「拳銃が…ない…」
「え?拳銃?」
「ここはどこ…?…どうしてロビンがいるの?…ジャックは…?」
「…ここはリトルメラ邸です。僕はジャックさんに呼ばれて…。…ここで、アンジェラと一緒にいてあげてって言われて…」
アリスは部屋の中を見回しながら、ブランケットを体に巻きつける。
「…あの後…何かあったんですか?…書斎で会った後…」
不安げな表情で、ロビンはゆっくりベッドに腰かけた。
「……ええ…。…見に行ったわ…『特別授業』を…」
「…え…?」