ブラッディ アリス



「わっ!起きちゃダメです!待って…!」


起き上がろうとするアリスを見て、慌てて両手を振るロビン…。


「何…?……あ…」

スルリと落ちたブランケット…アリスの豊満な胸があらわになる。



「…なんで…服が……?」

「……よくわかりません…けど…、僕がここに来たときには、もう…そうなってて…」


赤くなったロビンは目を逸らしながら、落ちたブランケットをアリスに渡した。


「拳銃が…ない…」

「え?拳銃?」

「ここはどこ…?…どうしてロビンがいるの?…ジャックは…?」

「…ここはリトルメラ邸です。僕はジャックさんに呼ばれて…。…ここで、アンジェラと一緒にいてあげてって言われて…」


アリスは部屋の中を見回しながら、ブランケットを体に巻きつける。


「…あの後…何かあったんですか?…書斎で会った後…」

不安げな表情で、ロビンはゆっくりベッドに腰かけた。


「……ええ…。…見に行ったわ…『特別授業』を…」


「…え…?」








< 425 / 657 >

この作品をシェア

pagetop