ブラッディ アリス




…シャリオ司教との…恋が終わったとき…。


「…たしかにあのときは…冷静ではいられなかった…けど…」



アリスはぎゅっと拳を握り、ゆっくりと腰かけた。




「……ただの少女……だったでしょう?……それにあなたがこんな風でなければ、カイル王子の心を開くこともできなかったと思うわ…」


…カイル王子……出逢った時すでに……あの若さで死体を収集する趣味が……。



「……だからって、お母様が亡くなってからを…退屈だと思えっていうの?……自分から動いてはいけないの…?」



アリスは頭を抱え、顔を伏せる。


リナリアは静かにため息をつき、アリスの頭を軽く撫でた。



「……『兎』は…あなたを導く『案内人』であり、『生贄』よ…。このゲームには、『七つの大罪』が関わってるから……あなた一人では挑んではいけないの…」


「……『七つの大罪』?!……じゃあ…リリス家が…?!」

アリスはバッと顔を上げ、険しい表情を浮かべる。


「本家は関わってないわ。…まぁ…裏にいるのが誰かは検討ついてるけど……」










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