ブラッディ アリス
……滅ぼすチャンス……。
…数年前から動き始めてる…?
…『うさぎ』…?
「…退屈…でしょうけど……って…」
アリスは呆れたようにフッと鼻で笑う。
「……誰の教えでこんな風に…っこんな性格を演じてると思ってるの?!…お母様!」
……バンッッッ!!!……
アリスは勢いよくテーブルを叩き、その場に立ちあがる。
「……それが…このアベル家の末裔として生まれた者の運命(さだめ)です…。…座りなさい」
アリスの行動に眉ひとつ動かさず、リナリアは反対側の椅子へと移動した。
「……最後まで演じ続けなさい。…すべてが終わるまで…。…ただの少女に戻ってしまえば、アベル家は終わります…。……シャリオ司教との一件の時の、自身を思い返してみなさい」