ブラッディ アリス
そして再び目の前に、リナリアの深刻な表情が浮かぶ。
「…アリス……三年前の…シャリオ司教とのことも……このゲームが関わっているとしたら…
?」
「……え?………まさか……キオネ…?」
「…そう………あなたは…どんなに辛くても、その対象を『罪』から救わなければならない」
シャリオ司教を奪ったキオネ…。
案の定、罪の一つを負わされた者だった。
誰にでもある感情なのに、それが肥大させられてしまうと、人を傷つけるなんて容易なこと。
「…三年前…いろいろな場所で、いろいろな事が起こってる。…ラソエラ家の事件や……クランベリ家の長男、ルシフェルが…ジェミニ国王家の第一王子と共に行方不明になったりとかね……」
「……偶然…?……それとも…」
すべてが関係しているのか、それとも本当にただの偶然なのか…。
調べている途中…と、少し陽気な様子で、母リナリアはにっこりと笑った。
…その数日後……父ウィンと母リナリア、そして使用人の全員が……何者かの手によって惨殺された。