ブラッディ アリス




「……そう…考えてた…。……でもまさか…私の大事な大事な子どもたち…私の大事な人たちが……こんな風に関わっていくとは思ってなかったっ!!」



バルコニーに出たコキアを追いかけ、肩をぐっと掴んだリナリア…。



「…私を殺すのはあの子…!……あの子はもう…『罪』に侵されてしまっていた…!……どうしたらいいの?!……こんな……」



「それは…私のせいでも、お前のせいでもない…」


振り返ったコキアが、リナリアの腕を掴み冷たく言い放つ…。










「運命だ。……この世に生を受けた瞬間からの…」









「…………っ!」






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