ブラッディ アリス
「…やぁっ……あぁんっっ…」
今までこんなに感じたことはあっただろうか…。
過去…シャリオ司教には何度も抱かれた…。
けれど、今思えば…あのとき自分は相手に恋をしていた。
好きな人に抱かれるのは、誰だって嬉しいし、気持ちいいはず…。
じゃあ…今の状況は何…?
好きでもない男に抱かれて…。
それなのに、感じてる…私。
身体の奥底から込み上げてくる…熱い…気が遠くなりそうなほどの快楽…。
舌と指だけで、こんなに…。
「……いきそう?」
ラビはアリスの顔を覗きこむ。
「…いかな…い…」
アリスはシーツをぎゅうっと掴み、微かに震えた声で答えた。
「そう…。初めての夜に時間をかけるのは好きじゃないから……もう入れるよ」
アリスの脚を広げ、ラビは自分のモノをアリスの秘部にそっと近づける…。
「…んっ!」
ゆっくりと一つになっていく二人…。
「…アリスの中…すごく熱い……しめつける……」
ラビの腰が徐々に激しく前後していく。
「…あっ…あぁっ……」
「はぁ……はぁ……すごくいい…アリス……」
…荒い呼吸が重なり合う…。
暗闇にぼんやりと浮かぶ月だけが、愛し合う二人を見ている。
「…愛してる……アリス…」
ソノコトバ…ハ…
…ホンモノ…?