ブラッディ アリス
「君はまだ…アリスに指一本触れてない…」
ラビはディルに拳銃を向け、彼の瞳に自分を映す。
「…だけど…」
ディルの瞳に映ったのは…微笑むラビの顔…。
「僕を蹴った罰だ」
バァン…!
「…っ」
なんの躊躇もなく人を殺す…麗しく残酷な一匹の兎。
その姿にアリスの体は身震いをする。
床に転がる男たちの死体。
そして…さきほどまで自分を犯そうとしていた一人の男の死体が胸元に横たわる。
「大丈夫か?アリス」
慌てて駆け寄ってきたラビは、ユディの死体をゆっくりと除ける。
「…大丈夫よ…」
アリスは起き上がり、自分を眺めるジャックに目線を向けた。
「どういうことかしら?ミスター・ジャック…」