恋した悪魔は照れ屋さん
窓から降りて庭で出るとフェルナンドとフェイが丁度、男を倒した所だった。

「奈々は寝たのかい?それとルウェ。あいつ等が動き出したようだね。」

「えぇ・・・。」

「久々に見ましたよ。王子の殺意の顔。」

そう。

ルウェは普段照れ屋だが自分達に仇なす者には容赦しない。

これが王族の掟。

迷ってはいけない。

敵なら本気で切る。

ただそれだけ。

愛する者が傷ついたのならなおさらだ。

「奈々様のお部屋はルウェ様と一緒にしときますね。」

フェイは企んだ様に笑う。

「・・・ん?おい。まて!!!なんでそうなるんだよ///」

すっかり3人の瞳が元に戻った。

「いいじゃないか。その方が奈々も安心できると思うよ。」

フェルナンドが言う。

「・・・わかりました////」

「さて、仕事に戻るかな。こんな事するのはあいつ等しかいないからね。全面戦争になりそうだよ」

「「はい。」」

ルウェとフェイは返事をした。



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