不真面目な先生が好き。

俺はそいつにはっきり断ったんだ。


それでもそいつは諦めようとしなかった。


俺に寄り添って泣き出したんだ。


どうしようもなくなった俺は“もう泣くな”そう言う意味で、泣いているそいつの頭に触れた。




まさか、瀬戸が扉の向こうに居て、泣いてその場を離れた事に全く気付かなかった。




泣いていた彼女に、俺は気付かなかったんだ。