僕と彼女のウラ事情

・・何?メールだ・・。


平然とケータイを開いた僕は、

メールを見たとたん。



      ガタタッ!!



ベットから落ちた。




今度は後頭部が痛い・・・。
ケータイは何とか死守したぜ・・・・




・・・・・って、そうじゃなくて!!



僕は素早く起き上がり、恐る恐る
メールを見た。


送ってきたのは、・・・美吉。



〈こんばんわ(^^)/ほのかです♪

 早速送ってみました!!
 
 今日は本当にありがとう(^^♪
 おかげで元気でました★.*

 また学校でも仲良くしてね
 あ、今日の事は秘密ね(>_<)

 じゃぁ おやすみなさい♥  〉




見終わった瞬間、僕はベットに倒れた。


・・・・夢だったらどーしよ・・・。
美吉とメールしてるって・・!!


そこでハッとして、返事を送った。

「・・・・」

返信した後も、
僕はじっとメールを見ていた。


・・・よかった。元気、でたみたいで。






あんな、向日葵みたいな笑顔の裏には。

脆くて 小さな子どもみたいな。


泣きじゃくる彼女がいた。



僕は、少しでも力になれたんだろうか。



徐々に、睡魔が僕を襲う。
制服のまま寝ちゃ・・ダメ・・・だ・・。


ふらふらと。意識が混濁する中。


    彼女の笑顔が浮かんで。


あわよくば。僕の存在が、


     彼女の光になれれば。


なんて思っていた。
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