愛 love 優
今年が改革ビジョンの折り返しに当たるため、14年までの10年間で 社会的入院をゼロにし、精神病床も 約7万床削減することを 柱としていた当初計画を検証した。

厚生労働省の調査では、05年の精神病床の入院患者は 32万4000人。

6割を占める統合失調症は 99年に比べ 7%減の19万6000人だったが、急激な高齢化で 認知症患者は42%も増え5万2000人となった。02年に 約7万人とされた社会的入院患者も 05年には約7万6000人に増え、先進国の中で突出している精神病床数も 06年で約35万床と、ほとんど削減が進んでいない。
毎日新聞 2009年9月18日号
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