+†ヴァンパイアと紅いアザ†+
「シャオラン、お主は出ていけ。危険じゃ」
シャオランさんは「はっ」と短く返事をすると、部屋をあとにした。
“危険じゃ”って……これから何するの?
「魔法の使い方を教えるんじゃ」
「な、私の心を……!」
「言ったじゃろう。儂は一番強いAクラスじゃぞ? 心を読み取るなど、容易い事じゃ」
えーん! 私のプライバシーは!? 個人情報がー!
「そんなもの、知るか」
私は、床に座っているレオンを睨んだ。