幼馴染みが担任になったら…アナタならどうします?





「ちょっ、ちょっと…」







あたしの制止も効かず、瑞穂はどんどん妄想を膨らませていく。






「私立ってことは、うちの学校って可能性もあるわけだよね??
きゃ〜!!どうしよ、耀太が先生になって現れたらっ!!」






真っ赤な顔で身もだえしてる瑞穂。
人の話なんて聞いちゃいない。






………もうっ…!





「何バカなこと言ってんのよ!?そんなわけないでしょ!!
ぎりぎりで決まったってことは、よっぽど教師になりたがる人が居ない学校だってば!」






肺活量が4000近くある瑞穂を黙らせるには、負けないくらいの大声を出さなきゃならなくて。






叫んだあと、あたしは軽く酸欠状態になってしまった。






うぅ……クラクラするぅ……






やっと少し興奮が冷めたのか、瑞穂は眉を寄せてあたしをはたと見据えた。






「教師が行きたがらない学校ってどこよ?」






「はぁ…はぁ…、だから…荒れてる学校……」






「なにそれ」






「だ〜か〜ら〜
…ヤンキーの相手が出来るような若い人材が足りてない学校……
じゃなきゃ、あんないい加減な男は雇わないって……」






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